- 電気専門ではないけど、電気工事士を受けてみたい!
- 電気工事士の免許を使って家でも仕事でも電気工事してみたい!
- 電気工事士2種の全体像を確認したい!
電気工事士は資格の中でも有名な資格です。電気工事は資格がないとできない工事であり、仕事現場以外に家でも必要なことはご存じでしょうか?
最近はDIYが流行っています。照明器具の設置は電気工事士の資格がなくてもできますが、スイッチを自分好みに交換する場合は、電気工事士の資格が必要です。
資格がない状態で電気工事をした場合、最悪法律で罰せられる危険もあります。
この記事では電気工事士二種の仕事内容から初学者向けの勉強方法まで解説していきます。この記事を読めば電気工事士2種の仕事内容から勉強方法まで学ぶことができます。
電気工事士は、仕事以外に家でも使える資格なので時間がない中でもぜひ取得してほしい資格の一つです。
電気工事士とは電気工事のスペシャリスト
電気工事士の資格と仕事内容は次の通りです。
- 電気工事士の資格とは国家資格
- ビル・工場・一般住宅などの電気設備の安全を守るためには、ある一定以上の技量が必要です。
ある一定の技量を電気工事の分野で持ち合わせているという資格として電気工事士があります。
一定の資格がないと電気工事ができないことが法令で決まっています。 - 電気工事の仕事とは電気工事のスペシャリスト
- スイッチのコンセント設置を行ったり、工事現場で電気工事が設計通り施工されているかチェック(現場代理人)します。
電気工事士には資格が2種類あり、ビル・工場・一般住宅や使われる電圧によって資格の及ぶ範囲が異なってきます。
自宅のコンセント増設などのリフォームもできます。
電気工事の一部は法律で資格者が行うことが決められているので、仕事だけでなく自宅でも使える資格となっています。
電気工事士の資格試験の概要
電気工事士の資格の概要を解説していきます。資格には次の2種類が存在します。
- 電気工事士第一種
- 電気工事士第二種
資格の種類、その他情報が次から解説していきますが、メインは「電気工事士第二種」です。
ここのサイトでは、家でDIYもできることを前提として電気工事士の独学合格の情報を解説していきます。
資格の種類
電気工事士には2種類の資格が存在します。
- 電気工事士第一種
- 家では必要ないと思いますが、ビル・工場ではほぼ必ず必要な資格です。
第二種ができる工事すべて。
ビルや工場などの大規模施設の工事。
高圧の送配電線路における電気工事。
ビルや工場にある電気設備である自家用電気工作物(600V以上かつ最大電力500kW未満)。
一般住宅や小規模店舗・事業所(コンビニなお)にある電気設備である一般用電気工作物。 - 電気工事士第二種
- 一般住宅や小規模施設の電気工事(600V以下で受電する一般用電気工作物)。
現場代理人。
自宅のコンセントの場所変更や増設のためのリフォーム(DIY)。
この2種類ですが、資格を取るには次の基準があります。
- 電気工事士第二種に受験資格はない。年齢・学歴・職歴に関係なく受験可能。
- 電気工事士第一種に受験資格はない。年齢・学歴・職歴に関係なく受験可能。
電気工事士第一種の免状は一定の要件が必要です。電気工事の実務に必要な免状(免許証のようなモノ)は試験合格後、電気工事実務で3年以上(大学・高専で電気工事士法で定められた過程を修めて卒業したヒト)、または5年の実務経験が必要になります。
まずは、受験資格がなく、電気工事の実務で携帯が必要な免状も合格後に発行してもらえる電気工事士第二種の資格取得がオススメです。
開催時期はいつ?
電気工事士の開催時期は概ね一定期間で開催されています。現在は、コロナの関係もあるので、絶対に「一般財団法人 電気技術者試験センター」のサイトも確認してください。
種別 | 電気工事士第一種 | 電気工事士第二種 |
試験期間(筆記) | 上期:5月上旬 下期:10月下旬 | 上期:5月下旬 下期:10月下旬 |
試験期間(技能) | 上期:7月初旬 下期:11月末~12月初旬 | 上期:7月中旬~下旬の2日うちどちらか1日 下期:12月中旬~下旬の2日うちどちらか1日 |
受験申込期間 | 上期:2月~3月 下期:7月~8月 | 上期:3月~4月 下期:8月~9月 |
受験料 | 郵便:11,300円 インターネット:10,900円 | 郵便:9,600円 インターネット:9,300円 |
資格運営サイト (一般)電気技術者試験センター | 詳細を見る | 詳細を見る |
電気工事士第一種は年に2回に増えました。
また、電気工事士第二種は年に2回実施のままです。
受験料は、インターネットの方が、300円~600円程度安いからインターネットから申し込もう!
申込期間はインターネットが最終日の17時までなので、気を付けてください。仕事終わりに駆け込みで申し込みをしようした場合、できない可能性がありますので絶対に余裕のある日程で申し込みをしてください。
最新の日程は次のです。
令和6年:種別 | 電気工事士第一種 | 電気工事士第二種 |
試験期間(筆記:手書き) | 10月6日(日) | 上期:5月26日(日) 下期:10月27日(日) |
試験期間(筆記:CBT方式) | 上期:4月1日(月)~5月9日(木) 下期:9月2日(月)~9月19日(木) | 上期:4月22日(月)~5月9日(木) 下期:9月20日(月)~10月7日(木) |
試験期間(技能) | 7月6日(土) 11月24日(日) | 上期:7月20日(土)または7月21日(日)のうちどちらか1日 下期:12月14日(土)または12月15日(日)のうちどちらか1日 |
受験申込期間 (手書き・CBT方式共通) | 上期:2月9日(金)~3月8日(金) 下期:7月29日(月)~8月15日(木) | 上期:3月18日(月)~4月8日(月) 下期:8月19日(月)~9月5日(木) |
受験料 | 郵便:11,300円 インターネット:10,900円 | 郵便:9,600円 インターネット:9,300円 |
資格運営サイト (一般)電気技術者試験センター | 詳細を見る | 詳細を見る |
チェックポイント
2023年(令和5年)から、パソコンを用いて行うCBT(Computer Based Testing)方式が導入されます。出題方式は手書き筆記試験と同じです。
3週間程度の開催期間の中から1日を選択。約200か所の会場に行って試験を行います。試験日3日前であれば試験会場や日程の変更が可能。試験日程にかなりの融通が利くようになりました。
ただし、CBTの申込は別途必要です。CBT用の申込を忘れると自動で筆記試験となります。
ただし、筆記試験は午前、または午後に実施されますが、午前・午後の選択はできないままです。
受験案内や申込書は、各申込開始の約1週間前から配布されるようなので、受験を検討するヒトは公式サイトをチェックしてください。
試験を受けるなら上期or下期どっち?
電気工事士2種の試験は平成23年(2011年)以降「上期と下期」の年2回実施されています。また、2018年(平成30年)以降は、上期と下期の2回同時受験ができます。
日程の違いで上期・下期に試験の問題傾向、試験難易度に大きな差はないといわれています。
実際のところは「上期」の方が合格率が高い傾向にあります。
ここ数年結果としては、「上期」の方が合格率が高いみたいだから上期受験がオススメだよ!
より詳細な合格率の状況を見たい方は、次の記事を読んでみてください。数年分の実際の合格率の数値まで載せています。
試験を受けるなら「上期 or 下期」?と尋ねられたら合格率が高い「上期」がオススメ!
受験者数・合格率はどのくらい?
2012年~2022年の過去10年の受験者数・合格率の推移は次の通りです。コロナの影響で2020年は受験者数が減っていますが、毎年ほぼ同じ人数で推移していることがわかります。
筆記試験
- 第二種の方が受験者実施数が多い。
- 第一種も第二種も受験実施数はほぼ横ばい。
技能試験
- 筆記試験とほぼ同じ推移。
- 第一種も第二種も受験実施数はほぼ横ばい。
合格率
合格率の計算は、「合格者数÷受験者数(実際に受験した人数)」で計算しています。
- 技能試験より筆記試験の方が合格率が悪い。
- 筆記試験が、電気工事士資格の重要なカギとなる。
- 少し合格率が下がっている傾向にある。
- 二種の合格率は約60~80%程度なのでしっかり勉強すれば十分に合格できる難易度である。
ちなみに電気工事士二種の令和5年の筆記試験結果は次の通りです。
項目 | 受験者数 | 合格者 | 合格率 |
---|---|---|---|
令和5年上期 | 70,414人 | 42,187人 | 59.9% |
令和5年下期 | 63,611人 | 37,468人 | 58.9% |
また電気工事士二種の令和5年の技能試験結果は次の通りです。
項目 | 受験者数 | 合格者 | 合格率 |
---|---|---|---|
令和5年上期 | 49,547人 | 36,250人 | 73.2% |
令和5年下期 | ー 人 | ー 人 | ー % |
筆記試験は誰でも受けられる分、技能試験より合格率が低いんだね。
また令和5年でもわずかながらですが、上期の方が良い結果になっています。
下期の技能試験結果は1月下旬にわかります。
電気工事士第二種の試験合格ライン60%(30問正解)の試験に対して、合格率が60~80%であれば、十分合格の可能性がある国家試験資格です。
受験時間・試験形式は?
筆記試験は、第一種も第二種もマークシートです。
また、技能試験は毎年候補問題が10題あらかじめ提示されます。その中から1題出題されて制限時間内に回路に基づいて配線作業をします。
回路を配線できるように変換し作業を行いますので、技能試験は時間との勝負になります。
種別 | 電気工事士第一種 | 電気工事士第二種 |
試験時間(筆記) | 2時間20分 | 2時間 |
試験形式(筆記) | 四肢択一のマークシート50問 | 四肢択一のマークシート50問 |
試験期間(技能) | 60分 | 40分 |
試験形式(技能) | 候補問題10種類の中から1問を出題 | 候補問題13種類の中から1問を出題 |
資格運営サイト (一般)電気技術者試験センター | 詳細を見る | 詳細を見る |
筆記試験は合格ライン60%+αの勉強をすれば十分に時間はあります。一方で技能試験は候補問題10題を何度も練習しないと時間が足りないという事態に陥りますので注意してください。
試験範囲は?
電気工事士第一種の試験範囲は次の通りです。
次に電気工事士第二種です。
難易度は?
第一種と第二種の難易度は次の通りです。
- 電気工事士第一種
- 電験三種の合格率が10%と比べると簡単ですが、第二種より筆記試験の難易度が高くなります。
第一種の合格率が40~50%なので、国家試験の中では普通程度の難易度と言えます。
1級電気工事施工管理技士も42~65%程度の合格率なので、電気系資格は普通程度の難易度である資格が多いようです。 - 電気工事士第二種
- 合格率のグラフからもわかるように合格率が約60%(筆記・技能合わせて)程度なので、難易度は国家試験の中でも比較的優しいです。
電験三種、電気工事第一種と比べると簡単です。問題集を確実にできるようになれば報われる(=合格)資格試験です。
国家試験の中で難しいと言われている試験の合格率は10~20%です。その難易度で行くと合格率40~50%が普通。それ以上の合格率だと優しいという位置づけをしています。
合格率約60%の電気工事士第二種は国家試験の中では優しい部類に入ります。資格合格後には法律で守られている電気工事の部分では存分に力を発揮する資格。電気工事士の資格を取る価値は十分にあります。
初学受験者向け筆記対策方法
電気工事士で重要なウェートを占める筆記試験。この筆記試験の勉強には次のような方法があります。
- 参考書・問題集で独学
- もっともコストがかからない勉強方法。一方で、しっかり時間を確保しないとすぐに怠けてしまう。
- 通信教育
- コストが多少なりともかかる方法。レポートがあり半強制的に勉強へ無加工ことができる。最近は書籍だけでなく、動画もあって取り組みやすい。耳から一度聞くと頭に残りやすい場合が多い。
- 講義形式
- 勉強時間を完全に強制的に確保して勉強する方法。中々勉強に手を付けられないヒトにオススメ。一方で時間の融通が利かず、コストがかなりかかるが、質問がすぐにできる。
電気工事士第二種の試験合格する場合、1日2時間、2か月の継続が必要です。2か月もあれば、問題集と参考書だけで十分に初心者でも独学でやることは可能です。
過去問とスマホ動画学習が効率がいいかもね!
ただし、独学では本気になれない人は、「通信教育・講義」が必要になる場合があります。お金を使うことで、支払った分だけ回収しようとかんがえるので、勉強に集中しやすくなります。
使える教材はどれ?
第二種では初心者の場合、参考書と問題集以外に音声学習システムを使うことをオススメします。
電気工事士の筆記試験は過去問からよく出題されます。数年の過去問をしっかり解くことは重要ですが、初心者は音声を使って全体像を単期間で把握することが重要です。
使える参考書・問題集・音声教材はココでは次のことを指します。
参考書編
- 図や表が多い
- 初心者が学習するには視覚的に理解しやすい図や表で全体像を掴んでから細部を学んだ方が覚えやすい。
- 目次以外に索引が詳しい
- 資格の勉強の基本は過去問。過去問でわからないところを探して理解するために参考書がある。だから目次以外に索引が詳しい方が探しやすい。
問題集編
- 問題の形式が年度別
- 勉強で記憶に残りやすいのは定期的に同じ問題がでる場合である。なので、単元別より年度別の過去問を購入することをオススメする。
- 余白が十分にある
- 資格試験の基本は過去問である。過去問の解説だけでわかればよいが、わからない場合は参考書を読むことになる。このとき、問題集にわからないところを書いて覚えるために問題集の余白が必要となる。
- 1問に対する解説が詳しい
- 電気工事士では過去問からよく出題されるので、過去問から勉強は始めた方がよい。なので、回答を見たときに過去問だけで完結できる方が効率が良い。
音声教材
- 倍速ができる
- 時間短縮をするために1.5~2倍速で聞くことをオススメします。詳しくは過去問でやるので、短期間で全体像を把握することが重要です。
- スマホなどで空き時間に聞ける
- いつも机に向かって勉強できるわけではありません。いつも持ち歩いているスマホで隙間時間に勉強できるとかなり効率があがります。
使える教材の定義を説明したうえで実際の「教材」をランキング形式に並べました。こちらの記事を参考に自分にあった「教材」を購入してください。
私が実際に使ってよかったモノ、かつ色々なランキングを参考にして記載をしています。なので参考になります。ただし、ヒトによって違う理解のしやすさは異なります。このランキングを参考に実際に中身をみて理解しやすそうだと思った「教材」を使ってください。
「教材」を購入した後は、ほかの「教材」に目移りせずに何度も購入した「教材」を繰り返して覚えるようにしてください。1冊を完璧にする方が、電気工事士の資格試験は合格しやすいです。
筆記試験勉強の方法は?
筆記試験の勉強は過去問中心で行います。手順は次のとおりです。
- 音声教材を1.5倍速で一気に聞いて、基礎を一通り学ぶ。
- 最新の年度より一つ古い年度の試験以外の5年分の試験問題を解く。
- 問題がわからない場合は、すぐに解説をみて勉強をする。
- 解説でもわからないところは、参考書で確認して勉強をする。
- 過去問で間違えたところは、チェックしておく。
この方法は、電気工事士の資格試験が過去問から何度も出題されるので、有効な手段です。より、詳しい勉強を解説している記事もありますので、気になる方は読んでみてください。
知識を増やして定着させるには、過去問に直接解説を書き込んで勉強してください。過去問のみ持ち歩けば勉強ができるようにすることで、効率がかなり上がります。
どれくらいの勉強時間が必要?
- 電気工事士第一種で筆記試験合格の目安勉強時間は、60~120時間程度。
- 電気工事士第二種で筆記試験合格の目安勉強時間は、50~100時間程度。
単純計算ですが、この時間を月数に換算した方がわかりやすいので、直しました。
ここから考える勉強を開始する時期は次のようになります。
種別 | 電気工事士第一種 | 電気工事士第二種 |
試験期間(筆記) | 10月初旬 | 上期:5月下旬 下期:10月下旬 |
試験開始する月 | 7月初旬 | 上期:2月中旬 下期:7月中旬 |
受験申込期間 | 6月~7月 | 上期:3月~4月 下期:8月~9月 |
試験期間(技能) | 12月初旬~中旬 | 上期:7月中旬~下旬 下期:12月中旬~下旬 |
受験申込をする前後くらいで始めると筆記ついては間に合う形です(若干の誤差は年によってあります)。
ただし注意が必要です。筆記試験が終わった約1か月には技能試験がありますので、技能試験を行う練習準備は事前にしてください。
- 工具を借りる、または購入。
- 候補問題の入手。
- 参考書や通信教育など学ぶ準備。
- 練習部材の手配。
これくらいの準備を事前にしておけば1か月真剣にやれば技能試験は十分に合格できると思います。なので、筆記試験に専念しながら技能試験の準備は怠らないようにしてください。
電気工事士第一種および二種ともに2~3か月筆記試験にのみ集中して勉強できる時間は試験までにあります。技能試験の事前準備だけしておけば筆記試験に専念できますので、技能試験の事前準備だけは忘れないようにしてください。
無料ツールだけで合格は可能か?
筆記試験も技能試験も今や勉強ツールはネットに落ちています。無料のツールの精度もかなり高いので、十分に勉強になります。試験に必要なのは金額は受験料と工具程度。
正直、しっかり時間を確保して毎日勉強する人であれば合格できると思います。
でもこ無料ツールだけで勉強を続けるのは実はすごく精神力が高い人でないと厳しいです。
この無料ツールで勉強してもよいと思う人はこちらです。
- 電気工事士2種の資格をどうしても取りたい人。
- コツコツ毎日勉強しても苦にならない人。
- どうしてもお金をかけたくない人。
- 無料ツールの解説を読んだり聞いたりしたときにすぐに理解できる人。
ほとんどの人が無料ツールで続けるのは難しいんだよね。
理由は簡単。
無料の場合痛みを伴っていないので本気なれない可能性が高いです。
少しでも本気取り組みたいのであれば、「過去問と参考書」くらいは購入してください。数千円程度の投資です。
過去問と参考書だけでは不安な人は「通信教育」も視野に入れてね!それぞれの企業でいかにわかりやすく伝わるか考えられているので、オススメ!
身銭を切って勉強した方がイイ記事も読んでみてください。きっと、有料版は有料であるだけの価値が備わっていることがわかるはずです。
初学受験者向け技能試験対策方法
筆記試験後、すぐに自己採点を行ってください。
そして、筆記試験合格見込みがあれば、約1か月で技能試験があります。技能試験で行う試験はズバリ実際に回路を見てその回路とおりに部材や配線を組み立てることです。
資格試験メインですが当ブログで完結できるように技能試験についても解説します。
- 使える教材は?
- 技能試験の勉強方法は?
- どのくらいの勉強時間が必要か?
3本立てとなっています。
使える教材はどれ?
動画で確認できるタイプの教材がオススメです。書籍の場合、写真が多くのっていてもどうしても写真が撮られた方向によっては見にくい場合があります。
動画で勉強できる教材は次のとおりです。個人の好みにはなりますが、どれもオススメです。
- ユーキャン
- キャリコレ
たのまひ⇒ ヒューマンアカデミー 通信講座- JTEX
- SAT
- 翔泳社アカデミー
また、技能試験の場合は工具が必要になります。工具は「会社で借りる方法」と「自分で購入する方法」があります。のちのちに自宅でDIYをやりたい場合は、「購入」を断然オススメです。
購入すべき工具が次のものになります。
技能試験勉強の方法は?
技能試験の勉強方法は、実際に手を動かして回路図と同じようにコンセントの設置や配線接続すえう必要があります。技能試験の勉強法手順として次の通りです。
- 工具の調達
- 材料の調達
- 候補問題10題すべて、単線回路から結線が簡単にできる複線に書き換えられるように練習する。
- 調達した工具と材料を使って複線に記載されている通りに結線などを行う。
技能試験は、筆記試験と違って時間との勝負だから、何回も練習は必要だよ!
技能試験の練習をするときに気を付けた方がよい「注意事項」が大きくは12個に分かれます。
- 未完成状態
- 配置、寸法、接続方法等の相違
- 誤接続、誤結線のもの
- 電線の色別、配線器具の極性が施工条件に相違したもの
- 電線の損傷
- リングスリーブによる圧着接続部分
- 差込コネクタによる差込接続部分
- 器具への結線部分
- 金属管工事部分
- 合成樹脂製可とう電線管工事部分
- 取付枠部分
- その他
詳しくは、「技能試験の概要と注意すべきポイント」を確認してください。
技能試験の勉強方法として動画を見ながら一つ一つ確実に練習してください。練習のときは必ず技能試験の概要と注意すべきポイントを確認して欠陥がないようにします。
どれくらいの勉強時間が必要?
電気工事士第二種の場合を例に挙げます。結論として次のとおりです。
- 技能試験の勉強時間は、約1か月。
- 候補問題が全13問あるので、3回程度は繰り返す。
- 練習2回目以降は、試験時間40分を意識して練習をする。
- 候補問題全13問は満遍なく練習しておく。
技能試験は、各試験場所で問題が違うようだから予想がしにくい!だから、満遍なく勉強しないといけないみたいだよ!
時間仮定は次のとおりです。
候補問題が全部で13問あります。
令和4年度分 最新!
はじめは1問あたり、1~2時間はかかると思います。1日に2時間確保できると仮定した場合、全部で13問ありますので、一通り練習するのに26時間かかります。
2回目以降は、40分以内に「回路図の作成から製品組立」までを行う必要があります。40分フルに使って全13問を2回ずつ練習したと仮定します。時間に直すと約18時間かかります。
結論として合計時間は、44時間程度は技能試験練習に費やします。月数にすると22日、つまり1か月程度となります。1か月あれば十分合格までの技能が手に入ります。
筆記試験が終わった後、1か月程度のアキがでます。そのアキ時間で十分に技能試験を勉強することができます。
より、詳しい「技能試験」については次の記事に詳しく記載されています。
資格試験合格後は?
筆記試験および技能試験合格後、電気工事士の場合、まだやることがあります。
それが、免状申請です。
免状とは、車の運転でいう免許証です。電気工事士の免状を持っていないと現場作業をさせてもらえないので、合格後すぐに申請を行うこと必要です。
第二種と第一種で少し、条件がわかれますので分けてQ&Aの形で記載しておきます。
第二種の場合
- Q1.免状申請はいつからできますか?
- A1.電気工事士の試験合格のハガキが送られてきた時点ですぐに申請が可能です。
- Q2.免状申請に期限はありますか?
- A2.申請期限はありません。
- Q3.免状申請にお金は発生しますか?
- A3.はい、発生します。手数料として5,300円必要です。収入証紙での支払いが多いと思いますが、各都道府県で確認が必要。
- Q4.免状の申請窓口はどこですか?
- A4.住民登録をしている都道府県です。
- Q5.免状申請後、どのくらいの期間で免状はきますか?
- A5.申請後約1か月程度です。
- Q6.免状に有効期限はありますか?
- A6.第二種の場合は有効期限はありません。
- Q7.免状申請は窓口提出ですか?郵送ですか?
- A7.窓口提出、郵送のどちらでも可能です。ただし、郵送は都道府県によってはNGの場合もありますので、確認が必要です。
- Q8.免状申請に必要書類は何ですか?
- A8.下記の通りです。
1.電気工事士の免状交付申請書(A4・1枚)
2.住民票(自己負担額は300円程度)
3.試験合格のはがき
4.写真2枚
5.申込手数料5,300円 - Q9.写真は必要ですか?
- A9.はい、必要です。サイズは「縦4cm×横3cm」で6か月以内に撮影したもの。裏面に「氏名」を記載。写真機械などで約600円~1,000円の費用となります。
第一種の場合
- Q1.免状申請はいつからできますか?
- A1.実務経験証明書が必要となります。実務経験3年以上を証明できないと免状交付ができません。
- Q2.免状申請に期限はありますか?
- A2.実務経験3年以上の実績が必要となります。(令和3年4月1日以前は電気専門者以外は5年以上の実務経験が必要でしたが、短縮されました)実務経験証明書の作成が必要となります。
- Q3.免状申請にお金は発生しますか?
- A3.はい、発生します。手数料として6,000円必要です。収入証紙での支払いが多いと思いますが、各都道府県で確認が必要。
- Q4.免状の申請窓口はどこですか?
- A4.住民登録をしている都道府県です。
- Q5.免状申請後、どのくらいの期間で免状はきますか?
- A5.申請後約1~2か月程度です。
- Q6.免状に有効期限はありますか?
- A6.第一種の場合は5年以内です。5年以内に定期講習の受講が必要になります。受講料は\9,000で、6時間程度の講習となります。定期講習を忘れると違法になり、免状返却もありえますので、十分に注意してください。
- Q7.免状申請は窓口提出ですか?郵送ですか?
- A7.窓口提出、郵送のどちらでも可能です。ただし、郵送は都道府県によってはNGの場合もありますので、確認が必要です。
- Q8.免状申請に必要書類は何ですか?
- A8.下記の通りです。
1.電気工事士の免状交付申請書(A4・1枚)
2.住民票(自己負担額は300円程度)
3.試験合格のはがき
4.写真2枚
5.申込手数料6,000円
6.実務経験証明書
7.電気工事士第二種免状など、所持免状の写し - Q9.写真は必要ですか?
- A9.はい、必要です。サイズは「縦4cm×横3cm」で6か月以内に撮影したもの。裏面に「氏名」を記載。写真機械などで約600円~1,000円の費用となります。
最後に:効率よく電気工事士2種に合格しよう!
今回の記事のまとめです。
- 電気工事士は仕事場でけでなく、家でDIYもできる素晴らしい資格。
- 試験対策は筆記試験は独学、実技試験は通信講座と練習で合格が可能。
- 受験をするときの手数料はインターネットの方が安く、申込もネットが簡単!
今回の記事を参考にぜひ電気工事士2種にチャレンジしてほしいと思います。