- 仕事で製品の設計・開発をしているけど良いアイデアが浮かばない。
- 企画の仕事をしているけどアイデアが出なくて困っている。
- ひらめきって結局、「才能」や「センス」が必要で、普通の人が考えてアイデアを出すのはむずかしいよね。
新しくモノやサービスのアイデアを出していきたいヒトの疑問に答えていきます。
- アイデア出すための思考の方法を知ることができます。
- アイデア出しの思考方法の簡単な手順について学ぶことができます。
- さらに思考法を磨くための学習ツールを知ることができます。
ロジカルシンキングは、昔から日本でもよく知られています。
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日本では「論理的思考」と言われ、社会人には必須の能力となっています。
そのため、書籍や通信教育なども多数出ています。
- ロジカルシンキングは「左脳」を動かすっていうよね!
- 左脳は、「客観性・冷静」などといった分析や計算が得意な脳のことだよ。
左脳と違って、右脳は「感覚的・直観的」でクリエイティブな考えを生み出すときによく働くっていうよね!
右脳を働かせるための発想法ってなんて言うんだろうね??
アイデアを出す場合、ロジカルシンキングも大切です。
しかし、それ以上に大切なのが右脳を使ったクリエイティブな発想です。
右脳を使ったクリエイティブな発想法として「ラテラルシンキング」があります。
ラテラルシンキングは、ここ数年で日本にも入ってきています。
ラテラルシンキングに関する書籍や通信教育も出回ってきています。
しかし書籍を読んでいるとどこが最低限必要なポイントか、わかりにくい状況です。
今回は、この「ラテラルシンキング」について基本部分をここでは紹介していきます。
ラテラルシンキングとは
ラテラルシンキングとは、革新的な発想を生み出す思考法です。
新しい発想を生み出すためには、固定概念や常識に縛られずにモノ事を考えていく必要があります。
その手法がラテラルシンキングに詰め込まれています。
ロジカルシンキングが「垂直思考」で「前提→推論→結論」と深く考えるのに対して、
ラテラルシンキングは「水平思考」で多角的に物事を見て考える思考法です。
よく次のたとえを言われます。
- 鳥の目
- 鳥の目のように空高くをイメージし、全体像をみる。
マクロ的に広い視野で客観的にモノ事をみる。
もっと大きな視点からとらえる。 - アリの目
- 地面からの風景ですが、今目の前にある課題に対しての不満などをみる。
ミクロ的立場から現場の意見をくみ取る。
目の前の課題をよく指す。 - 魚の目
- 魚は川の流れに逆らったり、身をませたりと常に水の流れを把握している。
水の流れのように変化を察知する。
流行やライフスタイルなどのトレンド変化をつかむともいう。
またラテラルシンキングでよく使われる例が次の「オレンジ」の問題です。
13個のオレンジを3人に分けるには?13個のオレンジがあります。これを3人の子どもに平等に分けるにはどうしたらいいでしょうか?
このような問題に対して、柔軟な色々なアイデアを出して、最終的に良いアイデアとして1つに絞って回答を導いていく手法が「ラテラルシンキング」です。
誰でもできるラテラルシンキング簡単3ステップの紹介
ステップ1:不満・悩みのポイントをつかみ問題把握をする
一番はじめにすることは、不安・悩みンポイントをつかみ、解決すべき問題を把握することです。
つまり、解決すべき「テーマ」を決める必要があります。
スタートとゴールを設定するためにまずは「スタート」を把握することが大切です。
ゴールは、解決すべき問題に対して「なるほど」と言ってもらえるアイデアを出すことです。
問題把握、つまりテーマ選出をする場合、自分の感性を使って実体験や色々な観察を通じて問題を把握することに全力を投じます。
有名な例があります。
問題把握の有名な例
お客様が欲しいのはドリルではない。穴が欲しいのだ!
お客様が欲しいのは穴であってドリルではありません。
ドリルは穴をあけるためにの道具の1つにすぎず、ドリル以外でも穴を開けることができればよいです。
このように本質にあった問題把握をすることは難しいです。
なので、問題把握に全力投球することで「自分たちでも気づいていない」不安・悩みのポイントをつかむことができるということです。
具体的に「不安・悩みンポイントをつかみ、解決すべき問題を把握」コツは次の通りです。
- そもそも「何のために使う?」といつも問いかける
- 既成概念にとらわれず、根っこの目的に近づきやすくなる。
思い込みやその業界などの常識からの脱却が可能となる。
暗黙のルールや誰もが使っているルールが本当に必要か、再確認できる。
再度見直しをすることができる。(仮説法) - 観察・体験を怠らない
- ヒトの表情やフワっとしたコメントを逃さないようにする。
自ら体験して、問題把握を明確にする。
自分が感じた問題は他人も共感してくれると思って必死に観察・体験を行い考える。 - 「どうすれば~?」を合言葉にする
- いつも質問形式にして考えるクセをつけるようにする。
目指す基準の高さをワクワクすえう言葉で表現して、想像力を刺激する。
理想的な結論を先に創造し、「~したい、~なりたい」と思うことを出した上で、どうすれば近づけるかを考える。
他にも問題把握する手法はいろいろありますが、3つの手法が実際に行動しやすく、問題把握しやすい手法です。
これらの手法を使ってテーマを決ていきます。
ステップ2:アイデアをドンドン広げて絞る
ステップ1で問題を把握したあとは、テーマを解決するためのひらめきや発想法などを使ってたくさんアイデアを出したうえで、最良のアイデアを選択していきます。
アイデアとドンドン出す方法は次の通りです。
- とにかくアイデアをたくさん出す
- 2~3個のアイデアはではなく、かなりたくさんのアイデアを出す。
アイデアを出す場合、否定はせず、「肯定」で広げていく。
時間をかけてもよいアイデアが出るとは限らないので、短時間でアイデアをたくさん出すようにする。
ボックスチャレンジという手法があり、白紙にマスを設けて、そのマスの中に1人1分以内にお題の回答を書いて、時間が来たら隣の人に回すという手法である。
アイデアは短時間で強制的に出すようにする。
ものまねは大歓迎とする。 - ひらめきを助けるための素材を探す
- アイデアを出すときには、文字以外に図・写真も入れるようにする。
アイデアの基になりそうな材料は、テーマから遠い分野でもドンドン集めていく。
面白いとおもった内容はメモをするクセをつける。そのときになぜ面白いと思ったかも書く必要がある。 - 考えをずらして考える
- ズラシ法と呼ばれており、面白いと思った具体例のコンセプトを抽象化した後にそのコンセプトに対してズラしたアイデアを出していく方法である。
アイデアをドンドン出したあとは、アイデアの見える化してアイデアを絞っていきます。
もっともやりやすい「ボックスチャレンジ」手法の具体例を図示します。
アイデアをたくさん出した後は、それぞれのアイデアを評価します。
アイデアを評価する、というと大変ですが、要はどれが人気アイデアかを見ていきます。
これをアイデアの見える化と言います。
アイデアの見える化の方法は次の通りです。
- 気に入ったアイデアに印をつけて人気アイデアを浮き彫りにする。
- どの部分までが良いアイデアか、細部まで見える化を行うことで、1つのアイデアの中での「良し悪し」が明確になる。
- 重要項目を横軸・縦軸に設定してマトリクス表にアイデアを当てはめて見える化をする。
見える化がしやすい「マトリクス表」を図示します。
見える化したあとは、最終的なアイデアをまとめていきます。
アイデアをまとめる時には次のことに注意してください。
- 最終決定は、みんなの意見を参考にしつつ、リーダーが最終決定した方がよい。
- リーダーはみんなの顔をたてようとして、中途半端にアイデアを組み込み、ぼきゃけた解決策になってしまわないようにする(門末転倒になる)。
アイデアをまとめた後は、実際に実践を行っていきます。
ステップ3:カタチにして実践を繰り返す
2ステップ目でアイデアを出してまとめた後は、そのアイデアを実践していきます。
アイデアをすぐカタチにして実践をすることで、短いサイクルでアイデアをブラッシュアップさせます。
アイデアがより短期間でよくなり、結果として「なるほど!」といってもらえるアイデアとなります。
アイデアをカタチにして実践を繰り返すときは、次にことに注意してください。
- なんでも口頭で説明しようとしない。
- 説明より体感してもらうことに重きを置く。
- 素晴らしいアイデアかどうか、反応をみて、質問をする。
- できる限り早めに失敗して、早く学ぶようにする。
- 実際に体験してもらっているその時の反応に貴重な情報が詰まっているので、逃さないように情報を取り込む。
- 体感してもらった後は、質問をしてフィードバックをもらうようにする。
- 本音をもらえる空間作りを心掛ける。
- アイデアは批判に隠れていることが多いので、批判にはより一層耳を傾ける。
鳥肌がたつほど素晴らしい(GB:Goosebump)アイデアにするためにドンドン失敗して、考えることを繰り返してください!
ラテラルシンキングを深堀りする学習ツール
だれでもわかる形で、本当に実践しやすい部分のみをピックアップしてこの記事を書いています。
なので、もっと詳しくラテラルシンキングについて学びたい方のためにオススメの学習ツールをここで紹介します。
1.書籍
まずは1つ目。
1.世界一やさしい右脳型問題解決の授業
中学生向けの本です。
特にラテラルシンキングとは書かれておらず、「右脳」を鍛えるという形でのっています。
この記事のメイン参考にした書籍です。
この書籍のオススメポイントは次の通りです。
- できる限り専門用語を使わないので、中学生でも理解しやすい。
- 具体例がたくさん載せてあり、実際に手や頭を使いやすい。
- 末巻の付録のまとめが見やすく、これだけ読んでも勉強できる。
次には2つ目。
2.ずるい考え方 ゼロから始めるラテラルシンキング入門
1冊目の「世界一やさしい右脳型問題解決の授業」より、専門用語が多くなっています。
多いといっても、他の書籍よりは少ないです。
過去の実例をいろいろと紹介されながらいろいろな手法が紹介されています。
いきなりこちらの書籍から入ってもよいと思います。
この書籍のオススメポイントは次の通りです。
- 専門用語を極力少なくして実際の事例をたくさん紹介している。
- 実際の事例が身近な事例が多いのでとっつきやすい。
- 文字数が意外と少なく読みやすい。
最後に3つ目!
3.考える力を磨く1分間トレーニング
こちらの本は、基本などの講義は全くありません。
実生活上にあるものを題材に実際のビジネスのネタに使える形で「問題」が出されています。
その問題に対して、実際にこんな形で実践されているよ、という「答え」があります。
その問題と答えを淡々と回答してい書籍です。
実生活上の事例は、この世の中のものでそれを7つの大項目に分けてられています。
この書籍のオススメポイントは次の通りです。
- 実際のビジネスのネタのヒントに使える。
- ラテラルシンキングを問題形式で鍛えられる。
- 革新的な商品を開発しなくても売れる商品がどんな商品かがわかる事例集になっている。
2.通信教育
通信教育も紹介しておきます。
通信教育のメリットは次の通りかと思います。
- 価格高いので、しっかりした専門知識まで学ぶことができる。
- 問題と解答があり、本と違いアウトプットする場が強制的にある。
- 問題に対して期限があり、強制的に学ぶ場がある。
- 問題に対してわからないことがあれば、聞ける場がある。
- 書籍と同様にどこでも学習できる。
通信教育は、ヒトの手がよりかかるので、価格は高いです。
でもその分、アウトプットやわからないところを聞けるしくみがあります。
なので、確実に学んでそれをアウトプットしていくには通信教育は重要な学習方法です。
通信教育では、株式会社日本能率協会マネジメントセンターの通信教育がオススメです。
体系的にまとめられており、比較的安い価格で受講できます。
また、株式会社日本能率協会マネジメントセンターであれば、企業で提携している場合もあります。
私は、企業提携の通信教育で株式会社日本能率協会マネジメントセンターのラテラルシンキングの通信教育を受講しました。
価格は、\15,400です。
通信教育をはじめるときは、私自身が支払いますが、通信教育をしっかり受講し修了書をいただくと企業から返金していただきました。
実質\0で受講できますので、企業に株式会社日本能率協会マネジメントセンターの通信教育がある方はそちらから受講した方が良いと思います。
通信教育公式サイトはこちらです!
「キーワードで検索」から「ラテラルシンキング」を入力していただければすぐに検索できます。
深く学んで、最初からアウトプットを意識した学習をしたい場合は、通信教育をオススメします。
最後に:アイデア発想法であるラテラルシンキングを学ぼう!
アイデア発想法であるラテラルシンキングのポイントは次の通りです。
- ラテラルシンキングを学ぶことでクリエイティブな発想をすることができる。
- ラテラルシンキングの発想法1ステップ目は、不満・悩みのポイントをしっかりつかみとることが大切である。
- ラテラルシンキングの発想法2ステップ目は、アイデアはたくさん広げた後に1つに絞るようにする。
- ラテラルシンキングの発想法3ステップ目は、早めにテストをして失敗を繰り返しながら修正して良いモノにしてい
ロジカルシンキングは、社会人のほとんどが身に着けていると思います。
それこそ、ロジカルシンキングは日本人にとって得意な分野かと思います。
ラテラルシンキングはまだまだ習得しておらず、一部天才のみが持ち合わせている才能と思われています。
ぜひ、ラテラルシンキングを学んでひらめきアイデアを出せるようになってください。
そして、ドンドン良い製品やサービスを世の中に出していってほしいと思います。