- できる設計者(ビジネスマン)になりたいけど、どうしたらなれるの?
- できる設計者(ビジネスマン)はやっぱり専門分野を極めないといけないのかな?
- 設計(商談など)のときに上手く問題解決ができなくて、困っているんだけどどうすればよいのかな?
- 仕事上の不具合の問題解決の糸口が見つからないから真の原因までたどり着かないよ~どうすればいいんだろう?
問題解決ができる設計者(ビジネスマン)になりたいヒトの疑問に答えていきます。
- 問題解決するための思考法がわかります。
- 問題解決するための思考法を学んで実践する意義がわかります。
- 問題解決するための具体的手法がわかるので、実践ができ、できる設計者(ビジネスマン)に近づけます。
問題解決するための思考法として有名なのが、「ロジカルシンキング」です。
誰もが真っ先に思いつくと思います。
ロジカルシンキングは、日本では「論理的思考」と言われています。
また、「垂直思考法」とも言われています。
前提条件から色々なデータや現象から推論を行い、最終的に結論を出す思考です。
1つの内容を奥深く一直線に考え抜き、最終的に結論を出す。
ここから、垂直思考と呼ばれています。
逆に多角的にモノ事を考える思考法もあり、これをラテラルシンキングと呼ばれています。
垂直思考と対比して水平思考と呼ばれたりしています。
詳しい内容次の記事に記載していますので、ぜひ読んでみてください。
ラテラルシンキングは多角的にモノ事を考えてアイデアを出す思考法なので、1つの問題を解決するには適さない思考法です。
- ロジカルシンキングは1つのモノ事から深堀していくので、 1つの問題を解決するのに適する思考法です。
ロジカルシンキングについて実践する意義・考え方・具体的手法および学習ツールについて紹介していきます。
ロジカルシンキングを学んで実践する意義
ロジカルシンキングをなぜ学んで実践したいと思いますか?
答えとしてあがってくるのは「筋道が通った問題解決」や「素晴らしい解決策を導きたい」ということだと思います。
もちろんそれらもあります。
でもロジカルシンキングを学んで実践することで次の良いことが待っています。
- 論理的なモノ事考える思考法を身に付けることで既成概念にとらわれにくくなる。
- 筋が通った良い考えに対しては、相手に「なるほどね」といってもらえ、喜んでもらえる。
- 論理的にモノ事を考え、筋が通った考えを出すクセを付けることで短時間で具体的な素晴らしい実行につなげることができる。
ロジカルシンキングを学び、実戦することで、ただ単に問題解決としてロジカルシンキングを使うのではなく、「固定概念の排除」・「考えを出すことで喜ばれる」・「実行までの時短」といった報酬まで得られるのです。
ロジカルシンキングを実行すれば、アイデア発想の領域まで手助けすることができます。
そして問題解決案を提示した相手に「これはいい!」、「なるほどね!」と言ってもらうことができます。
さらには、ラテラルシンキングと組み合わせれば新しいアイデアを筋が通った考えの下、出すことができます。
🔷【アイデア発想力を鍛えろ】ラテラルシンキング実践の簡単3ステップを紹介! >>
実はロジカルシンキングを学び・実践することは、問題解決のための思考法だけでなく、アイデアを出すための領域まで踏み込むことができるのです。
ロジカルシンキングの基本的な考え方
ロジカルシンキングを行うための大きな考え方は次の通りです。
- ①論理的にものごとを考え、深める
- 自分、他社など問題解決を行うために徹底的に情報の深堀を行う。
- ②規制概念にとらわれずもっとも適切な方法を考える
- これまでやってきた常識と思われた現状の考えを捨て、全てうたがう。
これから分析をしていく上で、現状の考えを否定していく必要がある。 - ③原因の仮説を立てる
- 本当はどうあるべきか?を考えた上で、色々な仮説を立てていく。
- ④分析をする
- 情報・疑いからの仮設を踏まえて、原因の分析を行う。
- ⑤具体的に実行する
- 変化をもたらす行動を確実に行い、成果がでるまで繰り返す。
実行していく上でとても大変そうですが、実際にこれらの手法が身につくとモノ事を体系的に並べ替えて、筋道をたてて、問題解決していくことができます。
ロジカルシンキングの具体的な手法
ロジカルシンキングを学ぶための具体的な手法は次の3つです。
- ゼロ秒思考
- フレームワーク
- 理由を必ず3つ考える
①ゼロ秒思考法
はじめは「ゼロ秒思考法」です。
赤羽雄二氏が編み出したゼロ秒思考術です。
「マンガでわかる! マッキンゼー式ロジカルシンキング」(出典)にもでてきます。
A4の紙をつかって、とにかく問題のなっていることを書きだして頭を整理していく方法です。
実際に私も書籍を実行しました。
初めのうちは1分で書くのはせいぜい2~3行ですが、1か月もすれば10個程度はでます。
内容はどんなことでも問題ありません。
たった1分だけで良いので、日々の悩みなどから始めてもらえればよいと思います。
今では、設計時に必要事項を漏れなく入れ込むことができるようになっています。
しかも、短時間でです。
実際に3D CADのモデルを詳細検討して、仕様・品質面も満足した状態の案をヒトより1週間程度はやく完成できるようにはなっています。
この作業のメリットは次の通りです。
- 頭が整理される。
- 不要な行動をしなくなる。
- 優先順位の明確になる。
- 行動が早くなる。
ただし、直観で書いていることが多いので、保管場所には気を付けてください。
見られたく内容を書いている場合がありますので。
②フレームワーク
次にフレームワークです。
フレームワークとは、課題解決や解決策立案に使用することができる大枠の考え方のこと言います。
問題の本質を見るために全体像を把握するための考え方といった方がわかりやすいかもしれません。
また、フレームワークを使うときによくでてくるのが、「MECE(ミーシー)」です。
MECEとは、「Mutually Exclusive and Collectively Exhaustive」の頭文字をとったものです。
意味は、「漏れとダブリがない」ということです。
分析をする上で大変重要な考え方ですが、意外と使いこなすのが難しいです。
ここでは少しの訓練でできる手法を紹介します。
1つ目:マインドマップ
マインドマップとは、中央にテーマを置いて、枝のようにイメージを膨らませながら情報をつなげて全体像を把握する方法です。
詳しくはこちらの記事まとめていますので、読んでみてください。
無料ツールもありますので、使いやすいモノを選んでいただければと思います。
2つ目:マトリクス表
マトリクス表とは次のような表です。
ベースは2×2の表で、2つ項目は独立した項目となっています。
表の特徴は次の通りです。
- 右上が重要大、緊急大。
- 左下が重要中、緊急中。
- どの項目が重要か、優先順位がわかる。
次のような題材のときによくマトリクス表が使われます。
- 項目の優先順位を決める。
- 競争優位の整理。
- 顧客の整理。
- 品質問題の整理。
- 社員スキル・モチベーション。
他にも使い道はありますが、上記の表はよく使われている例となっています。
このようにマトリクス表は項目の優先順位を全体の中から決定するときに威力を発揮します。
③ 理由を必ず3つ考える
最後に「理由を必ず3つ考える」です。
ヒトは意外とモノ事を考えるときに2つくらいであれば、考えてすぐに出すことができます。
私でも2つくらいまでは、スグに出ます。
しかし、3つ目がどうしても出ない!ということはないでしょうか?
3つ目を出すためには検討が必要になってきます。
この時に論理思考を徹底させて根拠を明確させておく必要があります。
根拠が弱いと、結局は論理思考が不十分ということに気づくと思います。
この3つ目の理由を考えるメリットは次の通りです。
- 論理思考が自然に身につく。
- 自分の意見に自信がもてるようになる。
- 自分の論理思考のどこが弱いか、気づくことができる。
日ごろから理由を3つ考えるクセをぜひつけていただきたいと思います。
クセをつけておけば論理思考があり、相手から安心して仕事を任していただけるようになると思います。
ロジカルシンキングの学びを助けるツール
ここでは、ロジカルシンキングをさらに学ぶためのツールを紹介していきます。
1.書籍
まずは今回の記事を作成する上で主で参考にしている本です。
- あの有名なマッキンゼー式のロジカルシンキングを学ぶことができる。
マンガなので、読みやすい。 - 具体的な実践法が書かれているの読むだけで取り組みやすい。
- 既成概念にとらわれないモノ事の考え方を学ぶことができる。
- ストーリーになっているので、頭に残りやすい。
次に世界一やさしい問題解決の授業を紹介します。
こちらの筆者もマッキンゼー出身者のようです。
中学生向けで大変読みやすい書籍です。
- 中学生向けにかかれている本なので、可能な限り専門用語を使わないように書かれている。
- 専門用語を使わない形でマッキンゼー式のロジカルシンキングを学ぶことができる。
- 身近な内容でストーリー仕立てになっているので、大変読みやすい。
- より専門用語や詳しい内容を学ぶには物足りなさを感じるが、具体的な行動がしやすい。
最後に「ロジカル・シンキング 論理的な思考と構成のスキル」の紹介です。
こちらもマッキンゼーの方が書かれています。
マッキンゼーはロジカルシンキングの宝庫のようです。
さすがの優秀な企業です。
- 話す・書く・考えるの3つを鍛えることができる内容になっている。
- 丁寧にかかれており、問題もあるので、課題をこなしながら、読み進めやすい。
- マンガでわかる!マッキンゼー式ロジカルシンキングなどを読んでから、これを読むとわかりやすい。
- フレームワークの考え方が身につく。
2.通信教育
続いて通信教育です。
オススメは「SARAスクール」です!
\SARAスクールの公式サイトはこちら/
特徴は次の通りです。
- 日本生活環境支援協会(JLESA)が運営している。
- 日本インストラクター技術協会(JIA)が認定している講座である。
- 女性の活躍をメインに考えた講座で、きめ細かい指導がされた講座となっている。
- もちろん女性以外に男性の受講も可能!(次に図に問い合わせにも記載があるよ!)
他にも特徴があるので、詳しくSARAスクールについて知りたい場合は、
「SARAスクールについての記事はここ! >>」の記事を見てください。
次に「JMAM e ショップ」にある通信教育です。
問題解決と課題達成に求められる論理的な考え方が身に付きます。
基本情報は次の通りです。
- 受講期間はだいたい2か月です。
- 受講対象者は、ビジネスリーダーおよびその候補者の方です。
- 料金は、\17,600です。
- 電子教材でも受講できます。
最後に:問題解決のための思考法としてロジカルシンキングを!
今回の記事はいかがでしょうか?
今回のポイントはこちらです。
- ロジカルシンキングを学ぶことで問題解決のための思考法だけでなく、アイデアを出すための領域まで踏み込むことができる。
- ロジカルシンキングを学ぶことで即断即決をすることができる。
- ロジカルシンキングを学ぶことで場当たり的な行動をしなくなる。
ぜひ、ロジカルシンキングを学んでください。
そして、ドンドン問題解決をして悩みなどを解決してください。