- 消防設備士 乙7を一発で合格したいけどどうすればいいの?
- 消防設備士 乙7のオススメ問題集・参考書を教えて!
- 消防設備士 乙7の要点を教えて!
消防設備士 乙7は消防設備士の試験の中では比較的簡単な部類の試験です。でも初学者であれば、オススメの問題集・参考書はわからないですし、どこから手をつければよいかわからないかと思います。
この記事は、消防設備士 乙7を網羅的に解説したまとめとなっています。この記事を読むだけで消防設備士 乙7を合格できる方法がわかります。
オススメ参考書・問題、当ブログおよび紹介しているYoutubeで学んでいただくだけで、消防設備士 乙7に必要な学力は十分に備わります。
結果速報!<2021/8/26>
2021寝年7月に受験した消防設備士 乙7ですが、「合格」しました!
2021年に出た問題とこの記事群・問題集で合格できます!
ぜひ、ここの記事を読んで「消防設備士 乙7」に合格していただきたいと思います。
2021年版実際に受験に出た問題
実際に私が受験したときの問題が次の記事にでています。
私が受験をした年度は2021年!!
最新版なので、ぜひみてみてください。
受験をした感触ですが、私が受けた都道府県だけかもしれませんが、書籍の内容と若干出題傾向が違った気がします。
書籍には記載がありますが、太字・大きな文字になっていないようなところが選択肢にあった気がします。
あとは、規格のところで電気関係の選択肢がたくさん出ていた印象です。
要は、満遍なく勉強しないさい!!、ということだと思います。
勉強方法
アクティブラーニング法
資格の勉強方法としてオススメなどが、アクティブラーニング法です。
アクティブラーニング法とは、講義を聞いてノートを取るような学習スタイルではなく、自ら進んで頭を使って勉強スタイルです。
例えば、参考書で「江戸時代」の範囲を勉強したあと、何も見ずに学習した範囲をまとめてみたり自らクイズ化したりして、自ら脳を働かして記憶を定着させていきます。
今回はノートにまとめるのではなく、「note」や「ブログ」にまとめや自分の苦手を書いて残す方法です。
この方法だと書いた後はスマホ・タブレットで簡単に見直すことができるだけでなく、自分でまとめることで頭の中が整理され、さらに読んでもらうヒトのことを考えながら、わかりやすくまとめるので、まさにアクティブラーニングをしている状態です!
ブログを使ったアクティブラーニングの手法の詳細はこちらにまとめていますので、ぜひ読んでみてください。
効率がいい過去問の使い方
資格受ける上で重要なのが、過去問の攻略です。
ほとんどの資格に過去問が存在しており、毎年過去問と同じような問題が出題されるので、過去問は必須でやらないといけない状態です。
しかし、過去問を使うタイミングを間違っておられる方がいます。
過去問は受ける資格が決まった時点で購入!
実力把握のために過去問は使用してはいけません!
その詳細を次の記事に書いていますので、ぜひ読んでみてください。
基礎知識
電気に関する部分
電気工事士など、一部資格に合格していれば免除される項目です。
- 抵抗関係
- コンデンサの合成
- 電力の計算フレミングの左手(磁界と力の関係)・右手(磁界と運動の関係)
- 交流、力率
電気理論は、オームの法則「V=I/R」が基本になります。私が書くより、よっぽどイイ参考書があります。電気系をやっていない人は、電気工事士、もしくは大学受験の物理の方が、基本からきっちりやってくれていると思います。特に大学受験用の基本の参考書なんかはやりやすいような気がします。実際に使った参考書を載せておきます。電気工事士も受かっている(H28.9に、二種合格:免状はいったんはのせるのをやめておきます。)ので、ご安心を!!なので、消防設備試験乙7は、免除で挑みます!(実技試験もないです!)
構造・機能および整備の方法
共通規格に関する部分
- ここでは、とくに問われるのが次の項目です。
- 漏電火災警報器は確実に問われます。乙7が当然メインなので。
- 変流器の種別と構造:変流器は、漏電を検出するのに使用します。
- 受信機の種別と構造:変流器によって検出電流の大きさを判定して危ないなら音・ランプで知らせます。
- 変流器と受信機の共通機能をここではあげておきます。
- 温度特性としては、12時間ある環境においておき、構造・機能に異常が生じてはならないということになっています。
- 変流器
- 屋内:-10℃~60℃
- 屋外:-20℃~60℃
- 受信機
- -10℃~40℃
- 変流器
- 衝撃試験については、標準重力加速度の50倍の加速度の衝撃を5回加えた場合に、構造・機能に異常をあってはならないとなっています。
- 振動試験の場合は次のようになっています。
- 変流器の場合は、全振幅4mmで1000回/分の振動を60分間与えたときに構造・機能に異常をあってはならないとなっています。(無通電状態で行う)
- 受信機の場合は、通信状態の有無で異なります。
- 受信している場合は、全振幅1mmで1000回/分の振動を10分間与えたときに構造・機能に異常をあってはならないとなっています。
- 受信していない場合は、全振幅4mmで1000回/分の振動を60分間与えたときに構造・機能に異常をあってはならないとなっています。(要は、変流器と同じ)
- 衝撃波帯電圧試験の場合は次のような条件です。
- 「波高値が6kV、波頭長が0.5~1.5μs、波尾長が32~48μs」の衝撃波電圧を正負それぞれ1回加えた時に構造・機能に異常が生じないようにしないといけない。
- 変流器は測定部位は、1次巻線と外部金属部の間、および1次巻線相互間。
- 受信機は電源異極端子間、および電源端子とケース間。
- 「波高値が6kV、波頭長が0.5~1.5μs、波尾長が32~48μs」の衝撃波電圧を正負それぞれ1回加えた時に構造・機能に異常が生じないようにしないといけない。
- 絶縁抵抗試験は、直流500Vの絶縁抵抗計を用いて、5MΩ以上の抵抗が必要である。
- 変流器は、1次と2次巻線の間、および1次または2次巻線と外部金属部の間
- 受信機は、充電部とそのケースの間、および充電部と遮断機の開閉部
- 絶縁耐力試験は、次の表のとおりです。
- 温度特性としては、12時間ある環境においておき、構造・機能に異常が生じてはならないということになっています。
部位 | 内容 | 電圧 |
---|---|---|
変流器 | 警戒電路の電圧(Vkとする)に対応する試験電圧を加えた場合に1分間耐えること | ●Vk ≦ 250V以下の場合、1500Vを加える ●Vk > 250Vの場合、Vkの2倍に1000Vを足した電圧を加える |
受信機 | 定格電圧(Vn)に対応する試験電圧を加えた場合、1分間耐えること | ●Vn ≦ 30V以下の場合、500Vを加える ●30V < Vn ≦ 150Vの場合、1000Vを加える ●Vn >150V の場合、Vnの2倍に1000Vを足した電圧を加える |
変流器と受信機について、詳しくは次の記事に記載していますので、ぜひ確認してみてください。
変流器自身は、漏電検出に使うためのものです。
受信機は変流器によって検出した漏電を知らせるために使うものです。
電気に関する構造・機能および整備の方法
ここでは、漏電火災警報器の設置基準・試験基準・点検・整備について問われています。
さらには変流器や受信機についてもとわれています。
一部電気的な公的資格に合格しており、免状を持っていれば免除される項目があります。
そのほかにも漏洩電流検出試験(実際に漏電状態を作って性能上問題がないかを調べる試験)についても問われます。
漏電火災警報器の構造についてはこちらに詳しく記載しています。
漏電火災警報器の操作電源の規定としては、受信機に委ねられます。
電流制限器(電流制限器を設けていない場合は主開閉器)の1次側から専用回路として分岐し、そこに開閉器をつけます。
そして、その開閉器には定格15A以下のヒューズがついている開閉器を用いるか、定格20A以下の配線用遮断器をつけないといけない上に、赤表示もしなくてはいけません。
消防法令関係
- 共通部分と乙7専用の法令の問題が問われます。
- 共通部分は、特定防火対象物(不特定多数の人が出入りする場所)、無窓階(避難や消火活動上有効な開口部のない階)、消防機関、防火管理者等について問われます。特に特定防火対象物がどれで、基準がどれか?のような問題がよく主題されています。
- あとは、消防用設備等に関する問題がよくでています。ここはしっかりと押さえておいた方がよいです。
- 乙7部分は、漏電火災警報器に関する防火対象物の区分け問題、設置基準が問われます。特に防火対象物の延べ面積や許容電流量の問題はよく見かけます。
- 詳しくは、次に記事にかいていますので、参考にしてください。知りたい項目を分けています。よく出ている消防設備等の関連は次です。
- 消防設備士のことや検定制度については、次の記事が詳しくのっています。消防設備士として仕事をする場合、免状の携帯はもちろんですが、定期的に講習会を受けて知識を常に最新のものにしていく義務があります。この編をまとめています。
- 最も基本的なことが載っているのが、この基本編です。
- 乙7の問題が知りたいときはこちら!乙7といえば、漏電火災警報器です。防火対象物の関係から漏電火災警報器の設置基準が決まってきたり、音響の設置などについてもここに記載しています。
鑑別等試験
- こちらは、実技試験になっているので、マークシートだけでなく筆記試験もあるのでしっかり名称・特徴・設置工事の注意点などを覚えておく必要があります。
- こちらも電気工事士の参考書がわかりやすいように思いますが、どちらかというと、問題集で問題をこなした方が覚えるのが早い気がします。今回、筆者は電気工事士の免状を持っているので、試験が免除ですが、内容をみてみると、電気工事士の資格勉強をしていた時の内容に近いですね。
- あとは、マインドマップ的な考え方で覚えるのも一つの手かと思います。
- こちらは電気工事士の資格を持っていれば、丸々免除が可能となります。
マインドマップに使える無料ソフトの紹介が必要であれば、下記記事を参考にしてください。
鑑別等試験も含めてこれらの参考書と問題集で十分です。
最後に受験資格・受験料や受験項目の再確認については、次の記事をみてくださいな!
Youtubeでも勉強できる?!
うた社長と呼ばれる「資格系Youtuber」の方が甲乙の消防設備士の勉強方法から過去問解説までしてます。
ここのブログでも記している内容が多いですが、動画で解説を聞きたい方はこちらから!!
>>うた社長が送る消防設備士 乙7講座 のYoutubeへ Go !!
この方は乙7以外に甲種も受験されていますので、あらゆる消防設備士の資格内容がわかっておられますので、他の種類についても見て学習したい方はぜひ登録してみてみてください。
私自身は資格受験の1週間前に最後のまとめの位置づけでズラッと聞いて確認のために見させていただきました!!